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AMED AIMGAIN「極微量活性成分の構造解析に立脚した創薬スキーム開発」キックオフ公開シンポジウム
< 日時 >2024年8月8日(木) 13時~18時頃 (シンポジウム終了後の情報交換会を含む)
<場所>柏の葉カンファレンスセンター アクセスはこちら
< 形式 >現地での対面開催 (定員200名締切)
< 主催 >国立大学法人東京大学
< 共催 >AMED: 国立研究開発法人日本医療研究開発機構、分子科学研究所
<お問い合わせ>特任教授 佐藤宗太:satosota@appchem.t.u-tokyo.ac.jp
開催概要
東京大学・藤田研究室では、2024年4月にAMED AIMGAIN (*1)「極微量活性成分の構造解析に立脚した創薬スキーム開発」プロジェクトを開始しました。このプロジェクトでは、創薬研究の様々な現場で遭遇する極微量高活性成分を標的に、その3次元構造を簡便な工程かつナノグラム量スケールで解析する「マイクロ結晶スポンジ法 (micro-CS法)」(*2) を開発し、創薬リード化合物の探索に展開します。
本シンポジウムは、特に製薬および関連の企業(食品、香料、化学、分析機器を含む)を対象に、プロジェクトの概要や計画の説明、およびmicro-CS法の最新成果の発表を行います。もちろん、アカデミアの聴講も歓迎いたします。また、3名の招待講演者に、天然物化学、分析化学分野の最先端の話題や技術を講演いただき、本プロジェクトとのシナジー効果の可能性を広げます。午前中には本PJの実施拠点となるFS CREATION見学会や個別相談会(希望者のみ:要申込)を実施します。
多くの方々のご参加をお待ちしております。
*1 コンソーシアム型産学連携を支援するAMED事業。本PJは、東大内にすでに設置した社会連携講座(13社出資)との連携を図りながら実施します。本シンポジウムを通じて、コンソーシアムに参画する新たな企業を募集します。
*2 藤田研究室が開発した「結晶スポンジ法(CS法)」を基盤に、新しい結晶スポンジ材料や新技術の開発により汎用化と高性能化を図った新技術。対象試料の適用範囲(分子量、極性、酸性度等)が格段に広がったことや、ナノグラム量スケールでの痕跡量解析が可能などの優れた特徴を有します。
プログラム
午前:個別相談・FS CREATION研究拠点の見学など(要申込:お問い合わせください)
13:00 受付
13:30 シンポジウム開始
<第一部:AIMGAIN 藤田PJのキックオフ>
13:30-13:40 プログラムオフィサー(PO)からの挨拶 北里大学薬学部 牧野 一石 教授
13:40-13:50 AMED関係者からの挨拶 浅野 武夫 研究開発統括室長
13:50-14:30 研究代表者からの挨拶・研究計画説明 東京大学 藤田 誠 卓越教授
14:30-14:40 休憩
<第二部:招待講演>
14:40-15:05 北里大学 大村智記念研究所 岩月 正人 教授「微生物由来の抗感染症薬シードの探索」
15:05-15:30 九州大学生体防御医学研究所 馬場 健史 教授「メタボローム分析技術の最新動向と今後の課題」
15:30-15:55 東京大学大学院薬学系研究科 阿部 郁朗 教授「天然薬物の合成生物学と微量物質単離構造決定」
15:55-16:00 閉会の挨拶 藤田 誠
16:00-16:10 休憩
16:10-16:40 (*3) 柏の葉スマートシティー及びリンクラボの紹介 三井不動産柏の葉事業部
17:00-18:00 情報交換会(立食形式の軽食あり、会費制:3,000円)
*3 社会連携講座出資企業は、運営会を非公開で開催します。